現場レポート
なかなか実際に見ることのできない施工現場をレポート致します!
T様邸 土台敷き
2023-02-27
カテゴリ:建築現場より

前回、地盤改良工事についてレポートさせていただいたT様邸。
基礎工事、給水管や排水管を配置する先行設備配管工事に続く土台敷きも無事完了しました!

土台敷き説明図
土台敷きとは、基礎の上に通気層を設けて土台を配置する工程です。
基礎と土台の間にある換気スペーサーの部分が通気層ですね。
これが配置されていることで湿気が溜まりやすい床下を効果的に換気し、土台や柱脚部の劣化を防ぎます。

床下の通気性が高い?じゃあ冬は寒いの??
ご安心ください。
床の真下に厚さ10cmの断熱材(押出法ポリスチレンフォーム) を隙間なく敷き込みますので、冷気の侵入を許さず、熱が逃げるのも防ぎます。
通気を良くして構造体の耐久性を高め、しっかり断熱することで高い省エネ性を実現するのですね。
上棟後、壁と屋根については断熱材アクアフォームの吹付による断熱工事を施工しますのでまたご紹介いたします。
T様邸 地盤改良 天然砕石パイル工法
2023-02-06
カテゴリ:建築現場より
今回は地盤改良工事が完了したT様邸より現場レポートです。
現在、日本では地盤調査が法律で義務付けられています。
建物などを建てる前に、地耐力(チタイリョク=その地盤がどの程度の重さに耐え、どれほど沈下に抵抗する力を持っているか)を調べるのです。
調査の結果、地盤改良(建物を建てる前に地盤に人工的な改良を加え安定性を保つ工事)が必要となり、天然砕石パイル工法(HySPEED工法)による地盤改良を施工することとなりました。
天然砕石パイル工法とは?

実際はこのように水たまりに石を詰めた場所に見えるかもしれませんが笑、地中では砕石で柱状になっています。
写真にも写っているドリルで掘削を行い、砕石を投入した後は側面と底に圧密圧力をかけながら地上まで砕石による杭、砕石パイルを形成します。
メリットは?
コンクリートなどで柱状にしていると地震で折れる可能性があるが、砕石の集まりなので折れようがなく、引き続き強度を保ちやすい
ドレーン効果(排水効果)により液状化させようとする水圧をうまく吸収し防ぐ効果がある
天然砕石のみを使用するので有害物質発生の心配がなく、コンクリートなどと異なり地中埋設物として扱われないので撤去不要、産業廃棄物が出ない
メリットはまだありますが主にこの3点でしょう。
デメリット
1.施工時に音や振動が出る
もちろん近隣にご挨拶をさせていただいておりますが、工事全般を通してやはりご迷惑をおかけします。
2.コンクリートなどの工法よりコストがかかる
ただし、将来的に撤去するコストや、発がん性が高い六価クロムが発生する可能性による資産価値減少はないので、トータル的には安くなります。
完了
施工会社より、配置図や施工中の記録写真、性能証明などが記載された施工計画書と施工報告書が作成されます。
細やかだけど内容が多すぎることもなく、見やすい資料です。
地盤改良工事が無事完了しましたので、次の工程、基礎造成工事に進んでいきます。
R様邸 キッチンより再び
2022-10-31
カテゴリ:建築現場より

前回ご紹介した収納がたっぷりあるキッチンの、別の角度からの画像です。
間もなく完成、と言ってそのままでしたが、もちろん完成しておりますよ!笑
取っ手が整然と並んでいて、オリジナリティがありつつも使いやすく、素敵なキッチンになりました。
奥様だけではなく、ご家族とお料理など楽しく過ごしていただけそうです♪
R様邸 キッチン
2022-10-03
カテゴリ:建築現場より

間もなく完成のR様邸のキッチンよりレポートです。
キッチンは収納がたっぷりあるものの、デザインと質感がお部屋と調和していて美しいですね。
既製品の置き家具と異なる魅力は美しさだけではありません。
ジャストサイズで設置されるので無駄な隙間が生まれず、機能的で掃除がしやすいのです。
地震で倒れてくる心配がないのも大きなメリットです。
そのメリットの裏返しで、しっかり固定しているので動かせないのですが笑
R様ご家族様にとって、より楽しく過ごしていただけるような場所となりますように。
R様邸 内装下地の施工
2022-09-12
カテゴリ:建築現場より
内装工事中のR様邸より現場レポートです。
断熱材アクアフォームの吹付断熱工事も完了し、石膏(せっこう)ボードも貼り終えました。
石膏ボードは高い耐火性・断熱性を持っています。
火災などで高温になったとしても、重量の20%を占める水分が少しづつ水蒸気となり温度上昇を遅らせ、炎が燃え広がるのを防ぐ効果があるからです。
また施工の際に壁の内側に空間を設けるため遮音性にも優れています。